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自殺願望を抑制する音/サイマティクスセラピー②

自殺願望を抑制する音/サイマティクスセラピー①
からの続きになります。

うつ病になりやすい方の特徴として
「生真面目、仕事熱心、責任感が強い、相手の気持ちに敏感、几帳面」ということが言われてます。
身体的・精神的症状としては、
「食欲不振または過食、頭痛、倦怠感、背中の痛み、眩暈、不安感、決断不能、
眠れない、やる気がでない、何をしていても楽しくない、人目が気になる、悪口を言われているような気がする、自分を責める」
などがあります。
※定型うつ病、非定形うつ病、神経性うつ病などうつ病にもいろんな種類があるのですが、ここではおおまかな概要とさせていただいております。

特に、自分の気持ちを抑え込んででも、他人を気遣い合わせようとするという特徴があり、
他人からの否定的な感情に大変反応を示し、自分に関する肯定的な感情には反応を示さない、という
アメリカの研究データがありました。

「自分は成功したり褒められたりするに値しない、まだまだだ、全然努力が足りないと、頑張っているのに自信がもてない状態が続いている」、人と比較して落ち込んだり自己肯定感が低い、
と論文に書いてあったのを目にした時、私もこういうところあったなあと、思ったことがありました。今でもあるかもしれません。

この感情でいるときというのは、体内では非常に強い緊張感とストレスが続いていて
自律神経が乱れ「交感神経が優位になっている」状態になります。

ストレスからくる交感神経優位の状況は、うつ病に限らず、様々な不調・病気の原因になっていて
ほとんどの不調の原因は、この自律神経の乱れが「入口」なのでないかと感じています

「死にたいなあ」と思ってしまうという感情は普通の感情です。誰でも一度や二度思ったことがあると思います。
この「死にたいなぁ」という感情とは「自殺念慮」といって自殺念慮だけの場合は、実際に行動に起こすわけではありません。

今すぐ死にたいという、いてもたってもいられない死に向かうエネルギーのことを「自殺衝動」と呼びますが
このピークの衝動自体は10分くらいといわれています。長く続かないのです。
本当の自殺の直接の原因とは「自殺念慮」ではなくて、短時間しか存在しない、すぐに収まる激しい自殺衝動なのだそうです。

この衝動が起こっているときに、誰かと20分から30分くらい話をしていると落ちついた状態になってくるのだそうです。
うつ状態が続いて何かを引き金として、自殺に至ってしまう脳内では「トンネル・ビジョン」(心の視野狭窄)が起こっていると
書きましたが、選択肢を判断する気力がなく冷静さが失われている中で、
誰かと話すのは「問題を解決する」ためではなく、一息つくための息抜き、ガス抜き、のようなもので
その軽い雑談がとても大切なのだと、救急救命医の方のコラムを目にしたことがありました。

いのちの電話こころの健康相談ダイヤル(0570-064-556)
今、この相談センターの電話番号を目にする機会も多いかもしれません。
自殺したいときに相談しようなどと思わないだろう、という方もいるかもしれませんが
ここに電話をなんとなくかけた時に、電話口で(その時は)少し事務的に感じるような対応をされたことによって
逆にはっと我に返ったので、衝動がおさまりやめることができたという方も結構いらっしゃるのだそうです。

たわいのない会話だったとしても15分くらい話すことで衝動が収まるのであれば、とても有意義なのではと思いました。

また、衝動というような強い感情がなくても、眠れない・最近なんだか落ち込みが続くという場合
早めに心療内科に行くことも大切です。

自殺衝動が抑えられなくなる原因の一つして脳内の「セロトニン濃度の低下」があげられます。
セロトニンを高める生活習慣として「睡眠」「運動」「朝日を浴びる」の3つが効果的です。
「死にたい」と思う感情は「自分が考え抜いた結論」と思われがちですが
そうではなくて脳内物質の低下が導いた脳の誤作動なのです。
セロトニンやβエンドルフィンなどの脳内物質が極端に低下すると、自分の意志とは関係なく
「死にたい」という感情が自然に湧き上がってしまうのです。

死生論を勉強しているときに、臨死体験した方の本を読み漁ったことがあります。

自殺未遂から生還した方の多くが「なぜあんなことをしたのかわからない」「何かに操られているようにそうしてしまった」「どうかしていたと思った」と言っていて
また戻ってきた時に「戻ってくることができて本当に良かった」とお答えになるのだそうです。

ちょっと驚いたことがあったのですが、臨死体験を覚えている人の中で
「きらきらと輝く三途の川」のようなところまで行った、と言う方が国籍関係なく多くいらっしゃって
その三途の川でご本人に縁のある故人がお迎えに来ていて、そこで手で追い返された、渡れないように阻止された
と思っていたら
ぱちっと頬を叩かれたかのように、急に現実に戻ったという方が本当に多いそうです。
臨死中は全く恐怖感がなく、逆に非常に幸福で心地の良い状態であったこと、「渡ることができなかった」から戻ったのだと思う、
というのがすごく印象的でした。

追い返される方がいらっしゃるということは、「渡った方・渡れた方」というのは、もしかしたら宿命である「寿命」とも捉えることができるのではないのかと思いました。与えられた人生・寿命を全うし、苦しくても全力で駆け抜け最後まで精一杯生き抜いたのかもしれません。

ご家族が自殺で亡くなった、という方に仕事柄お会いさせていただいただくことがあります。
中には妊娠中だったとか一般的に見たら希望に満ちている状態としか思えない方もいます。
ご家族やパートナーは、原因が全くわからない、助けることができたのではないか?という深い深い想像を絶する苦しみを抱えて、
長期間過ごしていらっしゃる方も少なくありません。
今回の記事のテーマに関して私も本心で言うと作るかどうか悩んだのですが、
是非ブログにしてほしいとおっしゃってくださった方がいたこともあり
思い切って記事にさせていただきました。
「自殺=脳の疾患・病気」ということがわからないと残された者は必要以上に自分を責めてしまったり
俯瞰してみることができない絶望感がわいてくるから、と。。

周囲にとって、よい人であり続けることで知らない間にものすごく消耗したり、我慢しすぎてうつ病になったり、無理しないで欲しい、好きなように生きてほしい
という思いもあるとおっしゃっていました。

コロナ禍の制限がかかる生活の中で閉塞感があったり、息苦しいと思う方が多いと思います。
会社に出勤しなくなってストレスがなくなったという方もいらっしゃいますし
逆にメールの文面だけのやり取りが(表情がわからないので)どうしても疑心暗鬼になって、
相手の意図を探ろうとネガティブな方向から推測して疲れてしまう、という方もいらっしゃいます。
メールだけの「配慮疲れ」というストレスも起こっているようです。

サイマティクスセラピーの音には
自殺願望を抑制する・うつ病・躁うつ病、深い悲しみを取り除く・過度な心配(起こってもいないことを心配しすぎる)を抑える音、漠然とした不安(根拠がない不安感)を抑制する、人の顔色をうかがってしまってNOと言えない、
希望・幸福・建設的・自信を取り戻す音、ストレスを徹底的に取り除く、肯定的な選択をする

等の精神に関わる音があり、
肉体的には、ホルモンのアンバラスを整える、セロトニン・メラトニン・βエンドルフィン、大脳皮質、視床下部、下垂体、不眠症、神経が正常に働く
という音とともに、
うつ病や、うつ状態の心身を深いところまでケアします

自律神経のケアに関しては、交感神経・副交感神経・メンタル面とともに、女性特有の不調にならないためにも本当に時間をかけて入念にケアしていきます。

セロトニンを生成するために、日常的に取り入れやすく個人的におすすめなのは「朝のお散歩」です。
私は目的もなく歩くということがあまり得意ではないので^^;
早朝のパン屋さんや、好きな神社にお参りに行ったり30分から40分くらいですが
楽しみを入れながら定期的に歩くようにしています。
日光を20分位浴びることによってセロトニンが生成されるので、20分位は浴びてみてください。

通勤て、ネガティブなことにとらえがちですが、規則正しい体内時計を保ち
朝日を浴びる・運動不足を解消する、という意味では、大事なのかもしれません。
また。遮光カーテンをやめて、日光が感じられるくらいのカーテンに取り換えるというのも良いかもしれません。

コロナ禍では、生命の基礎となる第1チャクラが弱くなりやすく
このチャクラが弱ることで、生きにくさが生じたり体調不良になることもあるので
思考だけでふわっとしないように、大地を踏みしめ「地に足をつける」ことを意識することも大切です。
私にとっての第1チャクラ活性方法は「美味しいものを食べること」なので
時には、好きなレストランに行って美味しいものをお腹いっぱい食べ「生きる喜び」を楽しむようにしています。

他の人もやってるし、と無理に生きがいをもって頑張りながら生きる、なんてこと、しなくていいと思います。
なんとなくしんどいなと感じている時に、今日めんどくさくて、会社休んじゃった。
何もしないでダラダラしちゃった。掃除さぼっちゃった。眠いから寝ちゃった。
かまってちゃんを無視しちゃった。それでいいと思います。
つらい時に休むことや止めることは、迷惑をかけることでも悪いことでも敗北でもありません。

何かでもやもやする、意味もなく疲れる、などどんな小さなことでも構いませんので
どうかどうかお気軽にお問合せいただけましたら幸せに思います。
誠心誠意心を込めて、心身ともに深いところまでケアさせていただきます。

アメリカのドラマなどでは、ちょっと落ち込んだり悩んだりした時に、すぐにセラピストのところに相談に行ったり
また、カウンセリングを受けたりすることをオープンにしていますが、日本ではまだまだ「心の疾患」について
言い出しにくく、メンタルケアが非常に遅れていると思います。
日常の中のちょっとしたメンタルケアとは、風邪気味だから早めに病院に行って薬をもらおうというのと変わらなくて
深刻になる前の予防がすごく大事で、心身とも健やかに生きる上で必要なことだと思っています。

区の定期健診で、歯や子宮がん乳がん検診などはあるのに、
うつ病などのメンタル検診がないのが不思議なことに感じます。
日本も一刻も早く、メンタルケアの重要性に気づいて「つらいことをすんなり、誰かにつらいと言える」ように、オープンになることを強く願っています。

 

 

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