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副交感神経を優位にする方法/サイマティクス

自然治癒力を高める生活習慣とは①
自然治癒力を高める生活習慣とは②
自律神経と免疫力

にも書かせていただいたのですが
「交感神経優位型」の状態が続く生き方さえ変われば、免疫力も上がるし、
自律神経のバランスをうまく図ることができれば、細胞の癌化はもちろんその他の病気を抑えることが可能である

という説があります。
それでは、どうすれば副交感神経が優位に働くのか考えてみたいと思います。

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」があり、
「交感神経」は運動や緊張など身体を興奮させるように、
「副交感神経」は食事中や睡眠など身体をリラックスさせるようにそれぞれ相反する方向に働きます。

副交感神経を優位にするということは心身の緊張をほぐしてゆるむことです。

癒しのある生活を送るには、慌ただしい生活の中でどれだけ意識を切り替えて
リラックスする時間や空間を持てるかにかかってきます。
どんなことで癒されるかは、人によって違ってくると思いますが
共通する要素は「笑い」と「リラックス」になります。笑いについては「笑いの免疫力」をご参照ください。

副交感神経を優位にするとリラックスできるのではなく
リラックスできれば、特に何もしなくても副交感神経優位な状態になります。
交感神経が必死にならないように、意識的に身体のバランスを整えることが大切です。
バランスが整えば交感神経が自然に抑えられ、リラックスすることにつながっていきます。

具体的な方法としては

♥食物繊維をとる
体調を整えるのにまず大切なことは、自分にあっている食材や食事法で
バランスのよい食生活を送ることです。
魚介類・海藻(ミネラル)・大豆製品・野菜・果物・きのこ類など
多種類の食品を摂ることが理想とされています。
特に食物繊維を多く含むきのこ類はこまめに摂ることで腸内環境を整えてくれます。
食物繊維が体内に入ると、腸はこれを何とかしようとして一生懸命腸管を動かします。
こうした「腸管の動き」が、副交感神経を刺激することが判明しています。
また食物繊維は腸内で発生する、活性酸素の除去にも役立っています。

♥軽い運動や呼吸法
体調が特に悪くない場合は、ウォーキングやヨガ、ストレッチなどの軽い運動を行うことが
血流とリンパの流れを良くし、気分転換につながります。
激しい運動は交感神経を刺激しますが、心地よいなあと感じる程度の運動は
副交感神経を優位にしてくれます。
また「溜息」をついたり、深く深呼吸することも副交感神経の刺激になります。

♥爪のマッサージ
指先には、抹消神経が密集しているため、効果的に副交感神経を刺激することができると言われています。
指の爪の生え際をよく揉むと、リンパ球を増やしてくれるのだそうです。
いつでもどこでもこれなら簡単にできますよね^^
ネイルサロンで、爪のお手入れをしてもらうのも効果的かもしれません。

指別、病気や症状の対応は下記に効果があると言われておりますのでご参考までに。
親指(呼吸器)
アトピー性皮膚炎・咳・喘息・リウマチ・耳鳴り・聴覚障害など
人差し指(消化器)
胃・十二指腸潰瘍・胃弱など
中指
実は、中指の効果はわかっていないそうなのですが、薬指以外の指と一緒に刺激すると効果が高まるのだそうです。
小指(循環器)
脳梗塞・認知症・不眠・高血圧・糖尿病・肩こり・腰痛・手の痛み・動悸・頭痛
腎臓病・手足のしびれ・肥満・肝炎・更年期障害・目の疾患など

♥ストレスをためないように工夫する
ストレスは、交感神経優位型にさせる原因そのものです。
体と心のストレスを受けないよう、ためこまないよう、意識的に思考のスイッチを変えてみるのも大切です。

・人と比較して自分に対して厳しくしすぎない
・なるべくポジティブに考える
・まあいいか~と細かなことは気にしないようにする
・自分にとって関係のない重い話は聞き流す(軽めに聞く)
・つらい時は誰かに甘えることを許可する

メンタルケアの音①に以前書かせていただきましたが
ストレスとは、外部からのさまざまな刺激(ストレッサー)によって心や身体に負担がかかり「不調和」が生じることをいいます。

人間関係の不和や残業の多い仕事、離婚・訴訟問題・望まない転職、等々ネガティブなイメージが多いですが、結婚・出産・昇進などの幸せに感じる変化により「刺激」が生じる時も、ストレスがかかっています。
良いことも悪いこともすべて、プラスにできるかどうかは本人の「思考」「発想」次第となってきます。

何年か経ってから「あの時ネガティブなことがあったおかげで奮起したからこそ、今の自分がいる」という状態になるのか
「あの時のネガティブな出来事が原因でストレスがたまり体を壊して、まだ今も体調が戻らない」
という状態になるのかは、現在の本人の思考や発想にかかっています。
また、誰かと比較して「〇〇ができていなかったからだ」「自分の能力が足りていないからだ」「〇〇さんはできているのに」
と必要以上に自分に厳しく責めることは、自律神経を大変緊張させいつしか体の弱い部分に影響がでてきます。

自分に都合のいいようになんでも解釈して、なるべく前向きに考える、
まあ、今考えてもしょうがないやと一旦手放す、
重たいなという話を持ち掛けられたときは、専門家じゃないんだからと軽く聞き流すといったことで、
ストレスを受けることが軽減されることがあります。
辛い時や苦しい時は、一人で抱え込まずに「助けてほしい」「力を貸してほしい」と
人に甘えて頼っても良いと「自分に許可する」ことも大切です。

それでも、ネガティブな考えしか湧いてこないという場合、
その考えにじっくり浸っているほうがよい場合もあります。
「底辺までその考えに浸った」あとは、納得するので前に進むしかなくなるからです。
落ち込むときは、とことん落ち込むのもアリです!

ネガティブな考えがネガティブな状態を引き寄せる、という説は事実ではないと思います。
ネガティブなことを考えても大丈夫なのです。というのは「風邪をひいてあらためて健康のありがたみを感じた」
とネガティブな出来事(思考)のおかげで、改めて良いことを発見することもあるからです。
ポジティブになるために、無理に陽気でいても状況が変わるわけでもありませんし、気持ちをごまかしているほうがストレスになります。

もしも、辛いなあ、なんでいつも自分ばかり・・と感じる出来事が起きた場合は、
ネガティブな考えが自分に起こることをあえてしっかりと受け入れ、
その感情が「ただ過ぎ去るのを待つ」という風に意識すると、
時間とともにだんだんその感情が消えてなくなっていくような気がします。
ネガティブもポジティブも、自分は今そのように感じたんだ、そうだよね、あたりまえだよね、という風に
「本当の自分の気持ちを全部受け入れる」ことで自己信頼感が増していくことがあるのではと経験から感じたことがありました。

当サロンでは、「不妊治療で心が本当に疲れている・更年期に伴う気落ちや不安、仕事が大変でストレスが多い、日々の対人関係で疲れ切って無気力になっている」などでご活用いただいております。
心理面を徹底的にケアしていくことで、不調になる前に、不調の原因ともなり得る「思い癖」などを手放し
「このまま進んでいくと体調が悪くなっていたかもしれない」とご自身の力で気づいていけるようになります。
なにより心が芯から軽くなり「本当に気分がいい」という状態に導いてくれます。

実際、お客様の中で「なんであんなことに(人や事象)こだわっていたのかよくわからない」「もうどうでもいいや~」という風にびっくりするくらい明るい笑顔になってお帰りになる方が多いです。

副交感神経を優位にする根本的な対処法としては、自分の生活を振り返り交感神経の緊張を強いてきた原因を
できるだけ取り除き、生活習慣や思い癖をできるだけ改善してくことが大切になってきます。
でも、自力ではどうしても難しい、環境を変えられないからこそ苦しいとお感じになられていらっしゃる方は、
アロママッサージや鍼灸などで副交感神経を刺激するのと同じように、
副交感神経、自律神経という音を直接お身体にあてることで「もっとも楽に整える」ひとつの手段として、
または定期的な「心と体のメンテナンス」として

サイマティクスの「音」をぜひお気軽に日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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