日本人に必要とされるカルシウム所要量は、成人の場合1日あたり600mgと言われています。
食生活が豊かな日本で、唯一不足しがちな栄養素がこのカルシウムだとも言われています。
日本人がカルシウム不足になりがちな理由としては、日本の水は軟水なので、カルシウムの含有率があまり高くないという点と
伝統的な和食には乳製品が少ないことが原因の1つと言われているようです。
体内のカルシウムの大半は、骨に貯蔵されています。
残りのわずか約1%程度が、血管などの細胞で使われているそうです。
骨以外の細胞で使われるカルシウムは微量ですが、心臓の筋肉や脳の神経細胞の働きをコントロールするなど、
生命にかかわる重要な役割をしています。
カルシウムが不足すると、骨の健康障害(骨折や骨粗しょう症)の原因となることはすでにご存じだと思いますが
カルシウム不足が高血圧や動脈硬化などの原因となっていることは、あまり知られていません。
カルシウムの働きは骨をつくることだけでなく、血管などの細胞の活動にも大きな影響を与えていると言われています。
そのためカルシウムが不足すると、高血圧や血管の老化の原因につながっているようです。
塩分の過剰摂取が原因とよく言われている高血圧ですが、
カルシウム不足だと、骨から血液へカルシウムが流れ出ることによって不足分を補おうとします。
カルシウムは細胞にも取り込まれ、血管に関係する筋肉にカルシウムが入り込みます。
これによって筋肉は収縮し、血管の内側が狭くなって血液が流れづらくなることで
高血圧の原因になっていくようです。
また、カルシウム不足が進むと、血液に溶け出したカルシウムが増えすぎてしまいます。
この余ったカルシウムは血管壁に付着し、石灰化していくので、動脈硬化の原因になります。
カルシウムは、他の栄養素よりも大切だと身体は認識しているのだとか!
なので身体が「カルシウム不足」を認識したとたん、大事な骨から溶かしてでも、カルシウムの血中濃度を保とうとするようです。
カルシウム不足によって、生じる可能性のある体の不調には下記のようなものがあります。
・骨粗そう症(骨密度の低下によって起きる)
・骨や歯が弱化する
・神経過敏(イライラ、皮膚の抵抗力の低下)
・持続的な頭痛
・血管の老化、血行のみだれ
・高血圧(筋肉細胞にカルシウムが沈着して起きる)
・動脈硬化(血管の壁にカルシウムが付着することで起きる)
・筋肉痛やこむらがえり、コリ
・アルツハイマー
・変性関節症 など
カルシウムが多いといわれる食品には、牛乳と乳製品(チーズ、ヨーグルトなど)
小魚類(イワシ、シシャモなど)、豆類と豆製品(納豆、木綿豆腐など)
それに緑色野菜(小松菜、ブロッコリーなど)があります。
ちなみに成人が1日に必要とするカルシウム所要量の600mgは、牛乳コップ3杯分(600cc)に相当します。
ただし、カルシウムは体内での吸収率がよくありません。
もっとも吸収がよい牛乳でも50%程度、ほかの食品では20~30%程度といわれています。
また、マグネシウムが足りないと、体内でカルシウムがうまく働かないことがあります。
マグネシウムは骨、筋肉、神経などで、カルシウムの出入りを調整する役割をしています。
そのためマグネシウムが不足すると、カルシウム不足と似た症状(足がつる、イライラするなど)がみられます。
マグネシウムの所要量は1日あたり300mgで、カルシウムの半分です。
緑黄色野菜のほか豆類、海藻類、ナッツ類などに多く含まれているので、バランスを考えて一緒にとることが大切です。
カルシウムを十分に摂っていれば健康な骨づくりは十分、と思われがちですが、
実は運動も欠かせないポイントとなっています。
骨に適度な刺激を与えることでカルシウムが骨にしっかりと定着するのを助けてくれるのです。
理想的なのは、カルシウムとマグネシウムを2:1の割合で摂取し、適度な運動を続ける、ということですね。
女性ホルモンである「エストロゲン」は、女性の体を健康に保つさまざまな働きをしていますが、骨の健康をも左右しています。
エストロゲンには、骨吸収を抑制する働きがあります。
骨吸収と骨形成のバランスにおいては、骨形成を優位にして、新しい骨を作りやすくしているそうです。
またエストロゲンはカルシウムに制御されながら、逆にカルシウムの監視役もしてくれています。
更年期までの女性が、高血圧や血管の病気になりにくいのは、エストロゲンとカルシウムのおかげなのです。
更年期になってその両方が減ってしまうと、低血圧だった人が高血圧になって、めまいを感じたりするというようなことがおこっているのですね。
サイマティクスの音には
カルシウム・マグネシウム・亜鉛などの各種栄養素の音
骨粗そう症、骨再生・背骨の関節・骨形成・骨の治癒、歯、歯茎、歯のエナメル、象牙質
認知症・片頭痛・頭痛・変形性関節炎・白血球・赤血球・神経細胞の再生・神経線維
エストロゲン・ホルモンバランスを整える、動脈硬化、動脈、高血圧、心機能、不整脈、血管、血液、血中
などの音があり、骨をしっかりと強化しながら、カルシウム不足も補うことが可能です。
高齢の方でも、横になって寝ているだけで、施術にご負担がかかりませんので
80代から90代の方もたくさん受けられています。
高齢になってきたときに一番大切なのは「骨と筋肉」です。
食事や運動で補いながら、サイマティクスを活用することで
今からケアしておくと
将来の関節や骨による不調を未然に防いでいくことが期待できるはずです!
どんな小さなご質問でも大歓迎ですので、お気軽にお問い合わせいただけましたら幸せです。