「自然治癒力」とよく耳にしますが、本当のところは何のことなのかな？ふと感じました。
「自然治癒」とは、自然に治った、よくなったという意味ですね。
類似語としては癌などで使われる「自然退縮」という言葉があります。
意味は、治ったとはいえないが、だいぶ良くなった、小さくなったとということをいいます。
「自然寛解」という言葉もありますが、これはある程度良好な状態になっている
という意味になります。
自然治癒力とは癌で例えるのなら、癌細胞を自然退縮させたり、自然寛解させる力のことで
免疫力や生命力と似たような「言葉」として使われています。
自然治癒力を高めるには、自律神経の働きが大きく関係していると言われています。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」があり、
「交感神経」は運動や緊張など身体を興奮させるように、
「副交感神経」は食事中や睡眠など身体をリラックスさせるようにそれぞれ相反する方向に働きます。
通常は日中、昼夜、季節、地域ごとに時々刻々変動しその都度どちらかが優位になりますが、よほど極端なストレスが持続的に加わらない限り、普段は自然に調整され常にバランスをとっています。
しかし、過度なストレスなどによりバランスが崩れいずれか片方に偏った状態が続くと、さまざまな病気を発生させる原因になります。
免疫力と癌の観点から見ると、
癌細胞の増殖を抑えるためには、白血球（リンパ球）の中のNK細胞の働きが重要になってきます。
このNK細胞の能力が高い人に癌が少ないことから、NK細胞は癌の予防と治療に重要な役割を果たしていると言われています。
NK細胞の活性・成長・分化を促すのがトランスファー因子をはじめとした「サイトカイン」です。
NK細胞とは「Natulal Killer」という名称が示すように
生まれながらに殺傷能力を備えていて、全身に約50億個存在すると言われています。
常に体内をパトロールしながら、細菌やウイルス、癌細胞や腫瘍細胞を発見すると直ちにその場で攻撃をしています。
このようなNK細胞をはじめ、白血球が免疫系の担い手としてバランスよく「活性化」していれば
健康は維持されていくのですが、
現代人には自律神経のバランスを崩している人が多く、それによって白血球のバランスも崩れ
免疫力が低下して様々な病気を引き起こしているとの海外の研究データがありました。
・人間は強いストレスを受けたり頑張りすぎたりすると、交感神経が興奮し続けて活性酸素が増え
癌などが発生しやすくなる
・反対にリラックスしすぎて過度に副交感神経が優位になるとリンパ球が過多になりアレルギー関連の病気がおきる
と言われていて、どちらか一方が優位にならないようにバランスを整えることが大切です。
癌の原因は偏った食生活やオーバーワーク、薬剤の使用、無理な精神状態などで
心身に強いストレスをうけると、交感神経が優位になり、それによって「免疫力が低下する」からなのだそうです。
そのような「交感神経優位型」の状態が続く生き方さえ変われば、免疫力も上がるし、
自律神経のバランスをうまく図ることができれば、細胞の癌化はもちろんその他の病気を抑えることが可能である
という説があります。
サイマティクスの音には
自律神経、交感神経＆副交感神経のバランスを調整する音、細胞を活性化する音、
免疫力をあげる音があり、不調がある方にはもちろん、健康な方にも、
この音を必ず施術の前の方にしっかりとかけさせていただいております。
また、身体の自然治癒力と共に「心の治癒力を高める」ことが大切だと考えられていてメンタルケアの音①メンタルケアの音②にも書かせていただきましたが
心の治癒力を高めるためにメンタル面を念入りにケアしていきます。
自然治癒力を高める、と一言で言っても、ただ何もしないで高まるものでもありません。
その方のお気持ちが落ち込んでいれば、お身体のケアだけを続けていても治癒力によい影響を与えないかもしれませんし
少しでも安心感や幸福感が得られれば、自然治癒力が刺激され強化されていくのではないかと思っています。
自然治癒力を高めていくひとつの「きっかけ」として、ぜひサイマティクスをご活用ください！