最近「何を食べると子宮にいいでしょうか?」
「どんな食生活が自然治癒力を高めるのでしょうか??」
という質問をいただくことが多くなったので、自分自身で色々試してみて
感じたことを書いてみようと思います。
♥その季節にその土地で採れたもの
食物は、単に栄養素だけではなく、生命エネルギーの元になるものなので
私たちの身体と「共鳴・共振状態にあるもの」が理想です。
大地の生命場と私たちの生命場はつながっているので、自分たちの住んでいる土地で
旬に採れたものがその方の身体にあった食べ物と言えるのではないでしょうか。
♥植物性の食事
人間の歯の構成から考えると、果物&生野菜と肉と穀物の比率が2:1:5
の割合が理想、という説があります。
これらを動物性のものと植物性のもの2種類に分けると
動物性が15~30%で、植物性が70~80%という組み合わせが望ましいと言われているそうです。
また、エネルギーの観点から見ると、
動物性の食事は、動物が植物を通して取り込んだ大地のエネルギーを
人間が間接的にいただくという形になります。
どうしても動物性のものは遠方から入手することになるので
時間が経過してから体内に摂取することになり、それだけエネルギーも損なわれるようです。
♥自然由来な食物
既にご存知だとは思いますが、農薬や化学肥料、添加物などを多量に使ってある食品でないもの。
出来るだけ減(無)農薬、無化学肥料、オーガニックなど、
自然に近い食物が理想です。
本来は、自然から採れたてのもので、少し置いておくだけでも傷んでしまうようなものが、私たちの自然治癒力を高めるのにはよいとされています。
私自身は、牛肉や豚肉などの「4つ足の動物」は食べない、乳製品を避ける、
玄米(発酵玄米)菜食、グリーンスムジーを食前に摂取する、など
いろんなことに凝っていた時期があり、様々なことにトライしてみましたが
実は、どれもしっくりきませんでした。
お肉を食べない時は、身体は軽くなりましたが、髪や肌などにつやがなくなり
なんだかぱさぱさしていましたし、
玄米ばかり食べていた時は、食べ方があっていなかった?のかもしれませんが、
めったにならない便秘になったり
グリーンスムージーを多く摂取したときは、夏なのにお腹と手足がいつも冷えてしまっていました(笑)
いま思うと、その時は食事を楽しんでいなかったように感じます。
身体によいのだからと、無理に自分に言い聞かせるような「食べ方」があっていなかったようにも思います。
心で感じることをしない食事自体が、細胞にとって苦行のようになってしまっていたのかもしれません。
その後、身体によいと言われているから食べる、というのを一切止めて
「自分の身体に食べたいものを聞く」ことを意識するようになりました。
その時に食べたいと思ったものが、身体に必要な食物なのではないかと思います。
基本は、旬のもの、無農薬のもの、植物性のものを意識しながら
自分のフィーリングに従って直感で食べ物を選ぶと
「すごく気分がよくて美味しい」と感じます。
身体は自分のガイドなんですね。
そして外食の時は「作る人の思いがこもった食事」を頂くようにしています。
「おいしいなあ」「ありがたいなあ」と食事に対する感謝が湧いてくるような
食材やお料理が、自然に脳に「快」を作り出し身体の治癒力を高めてくれる気がします。
おにぎりひとつでも、握ってくださる方によってとても元気をいただきますよね。
その方の体質によって、身体に合う食材は違っているので
一概にこの食事法が健康にいい、というものはなかなかないような気がします。
何を食べるか迷ったら、自分の身体に「今、何が食べたいか」聞いてあげるのが
一番良いと感じています。
ご存知の方も多いかもしれませんが、
体操の金メダリスト、内村選手は、野菜が嫌いでお肉しか食べない生活をしていたそうです。
しかも一日一食お肉だけ!
きっとすごく食事に気を付けていらっしゃるのだろうと、勝手に思っていたので
びっくりした記憶があります。
その食生活が彼の体質や身体の状態にあっていた、また好きなものだけをを食べる、ということが
精神状態にも良い影響を与えていたかもしれない、とその時思いました。
私はチーズやバター、ヨーグルトなどの乳製品が好きで、でもだからと言って毎日は食べません。
例えばバタートーストを、食べたいなあと思った時に一枚食べると
とても満足して、少量でもお腹がいっぱいになり腹持ちもよい気がします。
その時に不足しているかもしれない栄養分と、美味しいなあと思う
心の栄養が両方満たされるような感じがしました。
どこかから得た情報を鵜呑みにするのではなく、
自分の身体によく聞いて確認すること、そして
食事から摂取する栄養も大切ですが、美味しい!と感動したり
誰かと美味しさを分かち合ったり、食事を楽しむ「心の栄養」も
私たちの細胞にはとても大切なことなのかもしれません。