前回の人形町・水天宮グルメ④からの続きになります。
今回は、お寿司屋さんをご紹介したいと思います。
♥ 鮨 一條
人形町には「㐂寿司」さん(下記にご紹介します)「六兵衛」さんと有名な老舗の江戸前寿司があるのですが、
六兵衛さんで20年以上修行されて独立された方のお店が、馬喰横山にできてすごく美味しい!とK様から教えていただき(K様いつも近隣の情報を本当に本当にありがとうございます!!)
お伺いしたら超絶人気店「日本橋蛎殻町すぎた」さんの後地にOPENされていました。(※すぎたさんは、移転後の新店名で以前は「都寿司」という店名でした。)
OPENからは既に二年近く経っていらっしゃるご様子。そして嬉しいことに土日も営業して下さっています♡
人形町からは歩いて7,8分の距離です。
確か今回は4回目の来訪になります。おつまみもいただける夜と同じコースにしました。
早速、煮鮑と平目を出してくださったのですが、いつ来ても変わらないこの鮑の柔らかさがたまりません。。。そして鮑の肝も美味しすぎて悶絶しました。
お塩やお醤油など、食べ方も教えてくださいます。
蝦蛄。子持ちです。
実は前回来た時に、どうしても「新子」が食べたい!とお願いをして
2か月以上先の時期を予約をさせていただいたのですが
覚えていてくださって、とてもちっちゃな新子の握りをおつまみとして出してくれました(感嘆)。先月下旬にお伺いさせていただいたのですが新子は今が旬ですね。
ご修業時代に、このすごく小さな新子をこの時期1000匹くらいお手入れするという大変な作業をされたという貴重なお話をお伺いしたのですが
本当にお寿司は手間暇かかる伝統芸能なお料理なのだなあと、しみじみ感動しながらいただきました。
ウニとじゅんさい、蟹の冷たいお出汁。
鰹のたたき。絶品です!
握りは白身から始まります。全部の画像を撮り忘れてしまったのでここにはありませんが、昆布〆最高でした。旨みがちょうど凝縮されていてまさにアミノ酸!という感じです。
↑画像はイカです。
赤身と中トロ。煮切りとシャリのバランスが素晴らしいです。
車海老。絶妙な火入れ具合です。ゆで海老は、お店と職人さんの個性を感じますよね。
私のような者がコメントするのも恐縮なのですが、シャリが本当に美味しいと思います。
赤酢を使ってあって、丁寧な丁寧なお仕事をされているのが伝わってきます。
追加で、もう一度新子を頂きました。
お寿司って、勢いでいただくもの、ということで握りたてをすぐにいただくので
いつも画像を撮る暇がなくて
中途半端になってしまったのですが、本当はもっともっとたくさん出てきます。
高級店なので、画像を撮るのに許可を得たのですが、
「どうかたくさん拡散してください^^」とにこにこ優しくご対応くださる、気さくな一條さんにファンも多くて
予約を取るのがなかなか難しくなってきてるようです。
秋のお魚をぜひまたいただきたいと思います。
営業時間:ランチ12:00~14:00 ディナー17:00~21:30 日曜営業
♥ 㐂寿司
江戸前寿司の王様であり、人形町の超老舗、㐂(き)寿司さん。創業大正12年、江戸前寿司の伝統を頑なに守り続ける名店です。
説明は要らないかもしれません。
私はこちらにお伺いするときに、いつも頭の中で「威風堂々」が流れます(笑)
港区のお寿司屋さんや銀座の有名店などの他店とは別格な雰囲気に、何度行っても緊張してしまうほどです。
夜にはいつも黒塗りの車が横付けされているのも、風物詩的な感じです。
この日は、お任せ握り(10000円)を予約し、お酒をいただくので追加で軽いおつまみもお願いしました。お酒は、瓶ビールと菊正宗、焼酎のみ。
お刺身とイカ。画像では、なんてことない感じがするかもしれません。
でも、食べると(!)となるんです。
そこがすごいことだと思っています。
語彙がなくてうまく説明できないのですが、よくYouTubeで、生まれて初めてレモンを口にした赤ちゃんが驚いている顔がUpされていますが、
自分の顔がそんな感じの表情(びっくりっぷり)になっているに違いないと思っています^^
本当に私がコメントするのは恐縮すぎるのですが、食材に施すお手入れがすごいのだと感じます。
いただく度にここは特別なお店なのだなあと気づかされる瞬間でもあります。
握りは、白身からスタートします。こちらは鯛の昆布締め。
画像を撮るのを素晴らしさで毎回忘れてしまうので、全部は撮っていません。
大間本マグロ中トロ。
平貝。
才巻海老。シャリとネタの間にほのかに甘いオボロを挟んでありこれが江戸前の伝統なのだそうで、私は他のお店でいただいたことがありません。出していただいた瞬間「わあ!」となります。
こはだ。私は寿司ネタでこはだが一番好きです♡
もし明日死ぬなら、最後に㐂寿司さんのこはだを食べたいなといつも思います^^
穴子。口に入れた瞬間に無くなります。ここ以上の穴子にまだ出会ったことがなく、食べると無言になってしまいます。
〆のかんぴょう巻き。わさびを入れるか聞いてくれます。㐂寿司さんは、シャリは白酢・赤酢・塩だけでさっぱりしていて、砂糖を一切使わないことで、米自体の甘みを引き立たせているのだそうです。
ちょうど蒸穴子を調理している瞬間にお邪魔させていただいたので
カウンター越しに画像を撮らせていただきました。大変貴重なものを見せていただきました。
現代ではあまりお見かけしない、修行中のかなりお若い職人さんも何人かいらっしゃって緊張感の中で真剣にお仕事をされています。
余談ですが店内は凛としていて、信じられないほどぴかぴかです。
つかず離れずのあたたかな接客も心地よく、他店に行けば行くほどなぜか㐂寿司さんの味を思い出す、という不思議なお店です。今ではつくれる職人さんがほとんどいないという伝統の技を、ぜひ一度は体感されますことおすすめします。
営業時間:【平日・日】ランチ 11:45~14:30 【平日】ディナー 17:00~21:30 【土】11:45~21:00
※日祝休み