7月に入り、本格的に暑くなってまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
暑くなると食欲がなくなるのですが、身体の言いなりに食べたいものを作ってみると、酸味があって喉ごしの良いものが自然と増えています。
↑白いので、素麺に見えるかもしれませんがが、こちら更科系の細い乾麺のお蕎麦です。素麺やひやむぎでも、もちろん美味しいです。
白だしを薄めに作って、切ったレモンやすだち、お好みの薬味と梅干しを乗せるだけ。レモンの酸味と梅干しの塩分があるので、おつゆはかなり薄めで大丈夫です。
梅干しが大きいと、梅だけにしてみたりします^ ^ 紅芋酢に漬けたミョウガを乗せてあります。酸味があるものがもともと好きで、紅芋酢を日頃から良く飲んでいます。
夏になるとかなりの頻度で酸味があるものが欲しくなるので、あらためてクエン酸について書いてみたいと思います。
クエン酸とは、食物が体の中でエネルギーに変わる過程(クエン酸回路)で働く「有機酸」の一つです。
エネルギーを生み出すために必要不可欠な栄養素です。
クエン酸が不足するとコリや疲労のもとになる成分「乳酸」が体の中に増えてしまい、
エネルギーの生産が十分に行われにくくなり、夏バテや疲れの原因になっていると言われています。
また、クエン酸と一緒にビタミンB群を摂ることで
お互いが協力しながら、効率よくエネルギー生み出しています。
摂取した食べ物からエネルギーを過剰に蓄えず、エネルギーとして活用することは太りにくい体作りの基本になりますので
クエン酸回路を活性化させることはダイエット効果が期待できると言われています。
クエン酸は、酢や梅干しの他にもすっぱいものに含まれています。クエン酸を多く含む食材は、
・梅干し
・レモン
・ライム
・グレープフルーツ
・イチゴ
・キウイ
・アセロラ
・みかん 等
またクエン酸は、加熱しても壊れないという性質があります。果物ならば、ジャムにしたり、デザートに入れたりすれば摂取しやすくなりますよね。
身体が疲労感や倦怠感を感じないようにするために、汗をかいて体を酷使する夏は特にクエン酸が必要になります。
クエン酸は一度にたっぷり摂っても 時間が経つと体外に排出されてしまうので
こまめに補給する必要があります。せっかく摂取したクエン酸を効率よく体内で吸収させるためには、数回に分けて摂るようにすることをこころがけるとよいそうです。
他にも血液中の老廃物を排出する働きがあるため、血液をサラサラにしてくれたり、血糖値を安定させ、体が酸化するのを防ぎアルカリ化させるので、糖尿病に効果があると言われています。
今年は(も)かなり暑い日が続きます。
クエン酸の酸味を利用して食欲をあげたり、疲労を緩和したり、暑さを乗り切っていきましょう。
できるだけこまめに水分補給をすると共に少量の塩分等のミネラルも摂取していただき、熱中症にはくれぐれもご注意下さいませ。
また、冷房で喉を痛める方も多くなっておりますので、お風邪なども召されませんようどうかお身体ご自愛くださいませ。