昨日、熱海在住の大切な大切な友人、「エールは消えない/いのちをめぐる5つの物語」の第一章に描かれている石野さんについて書かれた本の出版記念講演に行ってきました。
池袋の自由学園というとっても綺麗な会場で200名限定で行われましたが、満席でした。
執筆されたのは、バースセラピストの志村季世恵さんという方です。
バースセラピストとは、ご本人曰く造語。
志村さまは、末期がんの方に寄り添ったり、盲目の方・耳が不自由な方に寄り添い、ダイアローグ・ジャパン・ソサエテイ代表理事をされていらっしゃいるセラピストの方です。
樹木希林さんの最期にセラピストとして寄り添い、お嬢様の内田也哉子さんにも背中を押され
この本の執筆に至った経緯など、大変貴重なお話をお聞きすることができました。
第一章で登場する「君ちゃん」こと石野さんは、お嬢様を自殺で亡くされています。
詳細はこのブログではお伝えしきれない内容なので、是非本の中で読んでいただければと思いました。
石野さんは、亡くなったお嬢様の幼い息子さんを、そのお子さんのお父さんである夫さんともに引き取り、一緒に暮らし始めます。
60を過ぎて、お孫さんではありますが自分の子ではないまだよちよち歩きの小さな子を、わが子のように育てることがどれだけ大変だっただろうと、
想像は多分できますが、実感として感じられる方はすごく少ないのではないでしょうか。
さらに彼女は再婚していらっしゃるので、血のつながらない他のお子さんもいます。いきなり、お子さんが(ある意味)3人という状態になりながら、その息子さんにも自分の子以上に愛情を深く注いでいらっしゃるのを存じておりました。
石野さんとは、熱海で彼女のリンパマッサージを受けさせていただくようになり知り合いました。
「本気で」私に対してもまさにエールを送って心からやさしくしてくださるような、
愛情深いものすごくあたたかいお人柄で、皆彼女に会うとたちまち大ファンになってしまいます^ ^
ご本人から、当時の様子やお気持ちなどお話もお伺いさせていただいていたので、
涙なしには聞けない講演でした。
お着物を着ていらっしゃる方が、君ちゃんです✨
余談ですが、サイマティクスセラピーの音には、
亡くなる直前にかける音・亡くなった直後にかける音、というのがあります。
どちらも、亡くなった後に、混乱せずに上がれるために使用する音です、
ちなみに、まだ使ったことはありません。(※使える環境にないため)
皆様にエールを届けてくれるこちらの本、本当にいろんな方に心から読んでほしいと思います。