少し前のことになるのですが、京都に行ってきました。
サイマティクスなど代替医療に力をいれていらっしゃる、あるお医者様にお会いするために(その詳細はまた後日)
昨年末から計画していたのですが、コロナの件があるのでぎりぎりまで迷った挙句、
新幹線もガラガラだしと思い切って向かいました。
ずっと行ってみたかった建仁寺へ。
建仁寺は建仁2年(1202年)将軍源頼家が寺域を寄進し栄西禅師を開山として宋国百丈山を模して建立されました。
京都最古の禅寺です。
風神雷神図屏風。俵屋宗達の真作、しかも晩年の最高傑作とされています。
〇△□乃庭。単純な3つの図形は宇宙の根源的形態を示し、禅宗の四大思想である(地水火風)を
地(□)水(〇)火(△)で象徴しているものと言われているのだそうです。
小書院の襖絵16面を染色画家の鳥羽美花さんが制作し奉納した「船出」。
型染めと呼ばれる伝統技法で絹織物の白山紬に染め上げ、表具師が襖に仕立てたそうですが
素晴らしい藍色でしばらく見入ってしまいました。
都路華香 筆「喝」
なかなか珍しい軸ですよね。↓このように書かれていました。
「喝」は物事の意味をしめさないが、四つの働きがある。
一、煩悩、妄想の迷いを断ち切る喝
一、目覚めよ。と、ふるいたたす喝
一、かかってこい。と、本気にさせる喝
一、平常心是れ喝。と、大きな喝。
喝っ!!と言われて背筋が伸びます^^
方丈「大雄苑」
海北友松によって桃山時代に描かれた方丈襖絵「雲龍図」
ここでしばらくぼーっと庭を眺めていました。時間を忘れます。
そして、いよいよ法堂へ。
法堂天井画は小泉淳作筆「双龍図」です。今回これをどうしても見たかったのですが
圧巻過ぎて、立ち尽くしてしまいました。
正面須弥壇には「本尊釈迦如来座像」が祀られています。鳥肌が止まらない・・・
建仁寺に来る直前まで、仕事のことなど諸々「あれやってなかった」「こういうふうにしなくっちゃ!」など頭の中のおしゃべりが止まらなかったのですが、こちらに来てまさに「無」の状態になりました。ちょっと放心状態な感じです(笑)
時間を忘れ、多分2時間ぐらい無心で眺めていました。
普段は観光客でごった返しているようなのですが、
平日というのもあり、人がほとんどいないのでじっくりと鑑賞することができて
すごく贅沢な時間を過ごさせていただきました。ここ、またすぐに来たい!です。
建仁寺の後、タクシーの運転手さんが京都御所に一か所だけ桜が咲いているところがあると教えてくれたので、そのまま京都御所へ直行。
枝垂れ桜が満開手前です。
京都御所の桜は、樹齢が古いので枝垂れっぷりがすごかったです。感動的でした。
ひとあし早い桜を皆様にお届けです♡
続きます。