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自殺願望を抑制する音/サイマティクスセラピー①

サイマティクスセラピーの音には「自殺願望を抑制する」というメンタル面の音があります。

うつ病、躁うつ病、産後・更年期などのホルモンバランスの崩れでつらい時、
近親者がお亡くなりになられた時、
トラウマになるような強いショックを受ける経験をした時(事故を目撃してしまった時など)
また、ご本人が「生きている意味がわからない」「希望が全くない」となにげなくおっしゃった時や
「生きていてもしょうがない」と強く思っていらっしゃる、と感じた時に、
他のメンタル面の「音」と共に使用することがあります。

WHO(世界保健機関)が公表しているデータによりますと、自殺者の約95%の方が
何らかの精神障害の診断がつく状態であったということが分かっているのだそうです。
また、自殺の原因になる障害とは、うつ病を含む気分障害が30%、ついで薬物依存やアルコールなどの物質関連障害、
統合失調症・パーソナリティー障害、という4つの診断が多く、4つの中で重複している場合も多いとのことです。
ほとんどの場合が「うつ病の診断がつく状態」であったというデータもありました。

人がうつ病に至るまでには、プロセスがあり、ある日突然うつ病になるわけではありません。
うつ病になる原因とは、人間関係の不和や過労、離婚・訴訟問題・経済的な損失
等々ネガティブな出来事のイメージが多いですが、
引っ越し・結婚・出産・昇進などの幸せに感じる変化「ライフイベント」も、
人によってはかなりのストレスがかかり、うつ病のトリガーになる(引き金)
ことがあります。

特に、引っ越しや結婚と、大きく変化が生じ、新しい環境に慣れるまで緊張が続いた後に
ふと気が抜けることでうつ状態を引き起こすということがあり「荷下ろし鬱」などと言われることがあります。
また、受験で頑張って合格した後に鬱になったり、大きく昇格したときなどにも同様のことが起こったりします。
努力が報われて喜ばしい反面、心に穴が空いたようになってしまったり、責任や重圧になってしまうこともあるようです。

産後うつの場合は、こういった環境の変化に加え、ホルモンの急激なアンバランスが重なってセロトニン不足になり、
うつのトリガーになってしまうことが多いと言えます。

自殺にいたるまでの心理とは、もちろんその方ご本人しかわからないのですが
鬱状態の時に何らかの出来事が引き金になって「トンネル・ビジョン」という「心の視野狭窄」状態に陥る、
ということが起こっている
と言われています。
何かの出来事をきっかけに鬱状態が何か月も続いていくと
「死ぬしかない」という気持ちに追い込まれている状態の中で、他の選択肢が全く見えなくなってしまうのだそうです。

いつなら死ねるか、死ななくてはならない、ということを常に考えながら生きている状態、になるということなのだと思います。
でもこの思考にも波があって、ずっと強く願っているわけではなく、
普通の穏やかな状態の時ももちろんあり、いつもと全く変わらず仕事をしたり過ごせていたりするということもわかってきています。

発作のように、急に死にたいと思い衝動にかられたときに止められない、という脳の状態になるようです。
この激しい強い衝動というのは10分から15分間だといわれています。

その状態のときには、自殺することが良いか悪いかとか、家族や仕事がどうなるか、等、精神が健康な状態の方が思いつくような思考はすでにないと思います。脳内物質の低下が導いた「脳のエラー」が起こっているからです

第三者から見た時に「あんなに幸せそうな人がどうして?」とか「小さい赤ちゃんがいるのに」
「あんなに仕事が順調だったのに」と思うこともあるかもしれませんが、脳内の状態はもっと複雑で、ホルモンの影響だったり、原因が「これ」と特定できるようなものではく、
肉体の病気と同じように、ある程度時間をかけてなったものであり、
風邪や、癌やリウマチ、糖尿病などの病気と同じように、
自殺も時間をかけて複合的に生み出された「疾患」なのではと思います。
精神や脳の病気も、肉体の病気も、「病気に優劣はなく」人から見て理解しやすいとか原因が形で見えるか見えないかの違いがあるかもしれませんが、誰にでも起こり得ることなのでは?とも感じました。

そもそもなのですが
サイマティクスセラピーの音というのは健康な周波数しかありません。
例えば、脂肪代謝という音がありますが、これは、スーパーモデルのように痩せる音、
ではなく、その人がもともと持っている鋳型に沿って「不健康に太った場合に元の状態に導く音」
です。
不健康にガリガリになるくらい痩せる、というような周波数というのは、サイマティクスセラピーの中には存在しなくて「病気を改善させる音」「臓器や器官、機能、精神を本来ある健康な状態へ導く音」しかありません。

なので「自殺願望を抑制する」という周波数が解析されているということを考えると
自殺願望とは脳の病気なのではないか?というふうに個人的には解釈したのでした。

不定愁訴(原因がわからない体調不良)で辛いという方が結構いらっしゃって
病名がつかない辛さ、でお悩みの方というのは多いと思います。
そういう時に「うつ病」の音を使って施術させていただくと反応することが多く、
軽い「うつ状態」ということがわかることがあります。

「何もしたくない」「起きるのが辛い」「体が鉛のように感じる」「眠れない」「体の一部に痛みを感じる」
という方が多く
不調が起こる半年くらい前には、具合が悪くなるようなお仕事や家庭環境など個々のきっかけがあります。

ある方がいらしてくださった時に、お話をお伺いしながらオーラチャクラの音で
お身体とお心の状態を確認していくと
何故か、腕と太もものあたりが、すごく反応していて
でも骨折した等の、大きく反応するようなご経験もないので不思議に思ってお聞きしてみると
「なんでわかったのですか?」ととても明るい声でお答えしてくださいました。
「腕と太ももが、何もしていないのに痛く痛くて本当に辛かった。いろんな病院に行っても異常がなくて、
少し休めば大丈夫とか、炎症はありません、気のせいでは?と言われて、相手にされないような孤独感を感じていた」
というようなお話をしてくださいました。

サイマティクス的には、もしかしたら、うつ状態になっていたかもしれない、それによって、神経が誤作動を起こしていたかもしれない、
というようなお話をさせていただいたところ、
ご本人のなかで「腑に落ちた」「納得した」という感情が生まれたそうで
「最近は、辛いというと配偶者や家族にも嫌な顔をされるので誰にも言えなかったし、疲れてしまってもういなくなりたい、と思っていた」
とお話してくださいました。

「そうか、私は鬱だったから辛かったのか!」とわかったことで心が楽になったと泣きながら伝えてくださって
どんなに孤独で、おひとりで抱え込んで我慢なさっていたか、痛いほど伝わってきました。

ご自身が「うつ状態」ということさえ気づいていない場合が実は多くて
「怠け者」とか「仮病」と言われることが怖いとか、「人に迷惑をかけたくない、心配させたくない」ので、
誰にも相談しない、相談するようなことではない、
または相談してもわかってもらえないのでは?、という風に感じていらっしゃる方が多いのかもしれません。

私たち人間は、常になんらかの感情を持って日々生活していますが
そのひとつひとつの「感情の性質」に伴って、精神・身体の筋肉・血液・内臓・神経に様々な変化が少しずつ起きていて、
解決されないまま時間が経過してしまった時に
何かの出来事を引き金にして「うつ状態」または「病名がつく肉体の病気」になっていくのかもしれないなあと感じました。

②に続きます。
 

 

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