神社仏閣 美味しいもの!

春の京都②

平安神宮の後、宿泊ホテルのすぐ近くにある「六角堂」へ。
地元の方々に「六角さん」の愛称で親しまれる、「六角堂」というお寺があります。
正式名称:紫雲山頂法寺(しうんざんちょうほうじ)

上空からこちらを見ると六角形の形をしていることから、六角堂と呼ばれるようになったそうです。

六角堂はビジネス街の中にあるとは思えないほどたくさんの見どころがあります。
境内の真中に大きく構えた本堂は迫力があり、堂内には重要文化財を含めた仏像が安置されています。
本堂の正面には大きな「六角柳」と呼ばれる木があり、恋愛成就にご利益があるといわれています。

この柳の下で嵯峨天皇が妃と出会い結ばれたことから、この柳の枝を二本束ねておみくじを一緒に結ぶと恋が叶うといわれ、枝にはたくさんのおみくじが結ばれています。

もともとは、飛鳥時代聖徳太子<によって建立されたと言い伝えられています。
また、いけばな発祥の地でもあり、現在でも境内にいけばなが飾られるなど、少し他の寺院とは異なった趣をしています。

六角形のかたちの「へそ石」というパワースポットがあります。
かつて、平安京を造営しようとしたとき、この場所が道路の建設予定地にあたってしまったのですが、聖徳太子が建立した由緒あるお寺だったため、朝廷でその扱いに困っていました。ところがある夜、六角堂が15m北側に自ら移動し、道路を無事通すことができるようになったといいます。

でも「へそ石」だけがその場に残り、この石が平安京のちょうど真中にあったことからこの名前で呼ばれるようになったそう。

「へそ」には中心という意味がありますが、この「へそ石」があることから、六角堂は京都の中心だと言われています。

形が六角形なのは、人間に備わった5感プラス意識、合わせて6つの感覚=六根を清らかにすること、という願いが込められてるそうです。

京都のビジネス街のビルの間に、お地蔵さんや十六羅漢像がある景観はたぶん他では見られないですし、
交通の便がよい場所にあるので、ふらりと静かな雰囲気を感じるのにもよいのではと思います。

六角堂
住所:京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町248
お問い合せ 075-221-2686

 

そして、夜は祇園の天ぷらやさん「京星」さんへ。
今回で3回目の訪問となります。
以前「晴明神社」にも書かせていただいたのですが
顔を覚えて下さっていたようで、ご夫婦でとてもにこやかに迎えてくださいました。

春の桜の時期に来たのは初めてで、期待が高まります。

いつものエビのサンドイッチからスタートしました。
エビのサンドイッチを一番に出す天ぷら屋さんが東京にもあるのですが、
油切れの良さをわかってもらいたいからこれを一番に出すのだと
以前、別のお店の店主に教えていただいたことがあります。

その時は、なるほどなあと納得した記憶があります。
こちらのサンドイッチ、外はサクサク中はしっとりふわふわで揚げ具合の素晴らしさを実感します。
右はさやえんどう。↓白魚。

タラの芽と才巻エビ。右はグジを紫蘇で巻いたもの。タラの芽の香ばしい苦みが細胞に染み渡るような美味しさ。
こちらではエビは最初だけでなく途中に何度か入れてくださいます。
ご褒美が何回もくる感じがしてとても楽しいです^^

竹の子の天ぷら。わかめで包んで揚げています。春ですねえ・・・。
右は「ふぐ」です。桜の葉で包んであって本当にいい香りがしました。フグの身もぷりぷりとしていてジューシーな旨みが広がります。こちらのフグの旨みを出すための下ごしらえにとても時間がかかるとご主人がお話してくださいました。食材に対する情熱と大変丁寧なお仕事にに頭が下がる思いです。

カニとアボカドの天ぷら。この組み合わせは初めてだったのですが本当に美味しかったです!天ぷらにするとこんな風味になるのだとびっくりしました。
右は蚕豆。新ショウガが挟んであって、蚕豆とショウガの香りが口の中にふわーっと広がります。

三つ編みになっている鮎。いつみても美しいです。右は三度豆とヤングコーン。
三度豆のこの形状がすごいです。ひとつひとつ丁寧に串刺しした形を整えてから素早く出してくださいました。

サツマイモ。ブランデーに浸した後、お砂糖をたっぷりつけていただきます。ご主人曰く「マロングラッセ」。
確かにマロングラッセのような優しい甘さと美味しさに思わず笑みがこぼれます。

天ぷらの下に白い紙が敷いてありますが、京星さんでは一度も交換することはありません。最後のサツマイモが出てきた時点でも、この綺麗さです。

それだけ油切れがよく重くないのです。

最後は締めの天茶。とてもシンプルでエビとお塩だけ。
天つゆはなく、藻塩(自家製レシピ)とレモン汁、レモン味の大根おろしで頂くのですが
この秘伝のお塩がすごく美味しくて、全部このお塩で食べてもいつまでも飽きがきません。
このお塩が入った天茶はエビの旨みを最大限に引き出しているように感じました。

満開の紅枝垂れ桜を、お料理で表現してくださったようなご主人の職人技は素晴らしいとしか言いようがありません。
天ぷらでこんなにも「春」をいただくことができて幸せ・・・(感嘆)
口の中が春の香りでいっぱいになりました。

天ぷらを揚げるタイミングなど、凛としたご主人の所作が素晴らしく見ていて清らかな気持ちになります。
また、ホスピタリティ溢れる本当にあたたかなおもてなしをうけ、お料理とともに感動をいただきました。

今度は秋にまた訪れたいと思います。

京星
京都府京都市東山区花見小路末吉町東入ル 双葉ビル 1F
TEL:075-551-2303

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