先日、人形町にある吉星さんに、鱧をいただくために行ってきました。
毎年までではありませんが、夏になると京都に鱧を食べに行っていたのに今年は自粛モードで、
先日リニューアルオープンされたこともあり、久しぶりにお伺いすることになったのでした。
料亭！という感じの清潔で凛とした門構えです。
こちらのお店では、ふぐしかいただいたことがなくて
以前から一度鱧のコースを食べてみたいなぁと思っていたので、天草黄金ハモのしゃぶしゃぶのコースが予約できて、とっても楽しみに来ました。鱧のコースは5月〜9月限定になります。
まずは、鱧のジュレ。というか煮凝りです。鱧子と鱧の肝のような部位も入っていて絶品で、最初から喜びを噛みしめます。
鱧ととうもろこしの揚げ物と鱧寿司。鱧の塩辛。鱧の塩辛って初めていただきました。さっぱりしてて、もう少し食べたいくらい^ - ^ （買って帰りたいくらいです）
鱧の湯引き。梅肉ソースとワサビ醤油で。フワッとした食感なのにプリプリとしていて、京都にいるみたいです。
鱧って、調理するのがすごく大変なのだそうで、専用の包丁じゃないと、刃がガタガタになってしまうと、京都のお店で教えていただいたことがありました。鱧のふわふわの食感をだすのって難しいんだそうですね。
こちら、楽しみにしていた長良川産天然の鮎！頭から美味しいです♡ 蓼酢も絶品でした。これは素晴らしい！
いよいよ、鱧しゃぶの登場です。梅酢とポン酢でいただきます。自家製の梅酢がすごーく美味しくて、ほとんどこちらで食べてしまいました。夏だなぁ、と感じさせてくれます。
この、黄金のお出汁が最高で、カツオと昆布と鱧の骨から丁寧に採ったものだそうで、そのままこれだけを飲めそうな感じでした。新鮮な鱧をさっとくぐらせると、ふわっと花開きます。
〆は雑炊です。この雑炊の美味しさが細胞に染み渡るようで、天然のお出汁って身体にすごくいいんだなぁと感じました。
今回は座椅子の掘りごたつ式の個室で、窓や扉も空けてあり、対策がしっかりされていました。
京都に行かなくても、こんなに絶品な夏の風物詩を堪能させていただくことができて、本当にゆっくりと幸せな時間を過ごせました。食事とは、食べればいいというものではなくて、こうやって空間と香り、目で楽しんで、味を喜ぶということも、脳にとって大切なことだとあらためて思います。
新型コロナの影響で、人形町の飲食店もとても大変だったと思います。しばらくは遠出できないし地元を盛り上げ貢献できるように、折をみてお世話になっているお店にまた行きたいなあ、と思ってます。