今回は生理時の腰痛と吐き気について書いてみようと思います。
生理痛の症状の一つに腰痛があげられます。また「吐き気」が強いという方もいらっしゃいます。
腰が重く、痛みもあるので動くのが辛い、胃がむかむかする、とおっしゃる方が多いです。
このような生理前、生理時の腰痛に悩まされている方、また吐き気がするという方の多くは、
普段から腰痛や吐き気があるというわけではありません。
普段はなんともないのに、生理前、生理中に突然腰痛になったり
特にお腹の調子が悪いわけではないのに、吐き気がしたり
そんな症状をうったえる方が多いです。
腰痛になる一つの原因として、
生理前に分泌されている卵巣ホルモンの中に「リラキシン」というものがあります。
このリラキシンには関節を緩めるという特徴があり、股関節だけでなく骨盤周りの筋肉を緩める働きもあります。
リラキシンとは女性ホルモンの一つであり、主に卵巣・子宮・胎盤などから分泌されます。
生理前や生理時、妊娠中などに緩まった骨盤周りの関節を筋肉で支えようと働くことで
腰が重くなり鈍痛がする、などの症状があらわれるのだと言われています。
骨盤が開いているということは、腰で身体を支える力が不十分な状態であるということです。
骨盤が身体を支えられなくなると、その分筋肉や関節が身体を支えようとして、
普段の生活より腰に負担がかかることになるため、腰痛を引きおこしているのです。
また、生理中に吐き気をもよおすという場合、
（ちなみに私は寒くなると軽度の吐き気と腰痛がたまにあります。）
この原因になるのは、腹痛を起こすメカニズム＆要因でもある「プロスタグランジン」という
ホルモン成分の分泌が原因になっています。
プロスタグランジンは、経血を体外に排出するために子宮の収縮さを促す作用がある成分なので
その際に痛みが伴うことが多いです。
体が血行不良や冷えを起こしていると、プロスタグランジンが過剰に分泌されてしまう
と考えられているため痛みが増してしまうようです。
このプロスタグランジンには、子宮だけでなく胃を収縮させる働きも持っています。
そのために胃の痛みや吐き気、むかつきといった症状が起こりやすくなると言われています。
実際は「吐き気そのもの＝生理痛」の症状である場合がほとんどです。
生理痛で、腹痛がひどい人は、吐き気やむかつきの症状がひどくなる傾向があるといわれています。
結局のところ、プロスタグランジンの過剰分泌が、吐き気と腰痛の症状も悪化させてしまうと考えられているようです。
改善策としては
♥ 身体を冷やさないようにし血流を良くする
体内でプロスタグランジンを過剰に作らないようにする方法として、身体を冷やさないことが大切になります。
身体が冷えて血流が悪くなると、子宮を収縮させる力が弱くなります。
そうなってくると身体は子宮をより強く収縮させて血液を子宮外に排出させようと、プロスタグランジンを過剰に分泌してしまうのだそうです。
カイロであたためたり、温シップを腰に貼る、ウールの下着や腹巻などを活用するなど
生理痛（腰痛）を緩和させるためには、身体を温めて血流を良くすることがとても大事です。
♥ 吐き気を予防する食材を選ぶこと
プロスタグランジンの増殖を抑える働きのある食材を意識して選ぶことが大切です。
γーリノレン酸やDHAなどの多く含む魚には、炎症を抑える効果あることが判明しているのだそうです。
納豆、油揚げ、カシューナッツには、子宮の収縮をゆるめるマグネシウムが豊富に含まれています。また、さば、鮭、鶏肉などに多く含まれるビタミンB6も、子宮の収縮を和らげて緊張を抑える効果があると言われています。
♥ 適度な運動
お風呂上がりのストレッチなどで体を動かすことで、筋肉がほぐれ、血流を良くする効果があります。
ヨガやウォーキング、ストレッチやエクササイズで下半身の血行を促すのもおすすめです。
生理時だけではなく、妊娠中も上記のような症状になることが多いので
妊娠する前から椎間板ヘルニアなどがある方は特に注意が必要です。
妊娠すると、脊柱管狭窄症、筋性腰痛、腰椎すべり症、腰椎分離症、変形性腰椎症などかかりやすいと考えられています。
サイマティクスでは
月経、子宮、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣、ホルモンバランスを整える、
関節炎、変形性関節炎、関節、脊椎関節、脊椎靭帯、椎間板、ヘルニア、狭窄、
腰痛、痛みを緩和する、ビタミンB2、B6、ビタミンE
マグネシウム、毛細血管、血液、血液循環をよくする等の音があり、
子宮などの臓器・栄養素・骨や関節などはもちろんのこと、同時に毛細血管や血液循環の音で
内側をしっかりと温め血流をよくしていくようにケアしていきます。
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